宝塚教会を見学してきました。
- 山口鎌作

- 2022年2月7日
- 読了時間: 2分
今日は現場が雪のため作業できずでした。
さて、どうしようか。
すぐに頭を切り替えて、こんな日だからできることをと、雑誌で見て気なった宝塚教会へ行ってきました。
建築設計は村野藤吾。
モダニズム建築を代表する数多くの作品を手がけました。
京都だとウェスティン都ホテル京都・佳水園があります。
胸を躍らせて駐車場に入ると、もう建物の一端が見えて思わず息をのみます。
急ぐように正面入り口に回るとため息がこぼれてしまいました。



旧約聖書にある、「神様の意向に逆らい船旅に出た後、嵐の中で大きな魚に飲み込まれ、その胎内で三日三晩過ごし、その後回心した預言者ヨナの話」からイメージされたと言われる鯨をモチーフにした建物らしいです。
屋根が鯨の背中、外壁は鯨のお腹、奥の尖塔が尾の部分、聖堂内が胎内を表しているそうです。
予想に反し見学者も一人もいなくて、教会を独り占めできました。
ひっそりとした聖堂内も見どころがたくさんです。
宗教的な雰囲気も出し、音響効果の点にも考慮されていて、壁や天井が変化に富んでいます。
心地よいくらいの緩やかな曲線の天井が安心感を与えてくれます。
整然と並べられた同一の椅子も美しかったです。



庭づくりをするのに、庭以外からインスピレーションを受けることが最近は特に多い気がします。
今日の経験も自分の中で消化して、違った形のアイデアが何か生まれてきそうです。





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