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蛭川御影石・石組み

  • 執筆者の写真: 山口鎌作
    山口鎌作
  • 2022年3月29日
  • 読了時間: 1分

去年に改修工事をしたお庭のメンテナンスへ。

もう何十年とそこにあったかのように違和感なく馴染んでくれています。

石は岐阜の蛭川御影。別名恵那石。

ところどころに錆が入るのが特徴です。

​この現場では9石で石組みを行いました。

日本の庭園の石組は石の数が奇数と決まっています。これは中国古来の陰陽五行からきている陰陽道の影響を 色濃く受けているためです。

あの龍安寺の枯山水の石の数も15。奇数ですね。

石組みの際に気を付けている、というか意識しているポイントはエネルギーの向きが主石となる一つの石に集約していくようにベクトルを考えるということです。そうすることで、きゅっと締まった形になり、緊張感も生まれます。

日本を代表する作庭家の重森三玲の石組は僕とは正反対。

重森三玲はエネルギーを外に向けて、雄大な印象を与えるように石組みをしている気がします。広大な庭園の場合、外側にエネルギーを発散させて方が見ごたえがあります。

​僕も一度、やってみたいです・・・。

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